GTA 5、オンラインがサウジアラビアとUAEでGTA 6発売前の人気を牽引

ロックスター・ゲームズは、サウジアラビアとアラブ首長国連邦において『グランド・セフト・オートV』および『GTAオンライン』の正式サービスを開始しました。記録的な売上を誇る本作の合法的なアクセスを約12年間待ち続けてきた中東のゲーマーにとって、これは歴史的なマイルストーンとなります。

12年待って実現した歴史的リリース

2013年の発売以来、全世界で2億1500万本以上の販売実績があるにもかかわらず、暴力、薬物使用、性的テーマなどの過激なコンテンツが懸念され、これまでこれらの湾岸諸国での正式な流通は規制上の障壁によって阻まれてきました。

これまでのGTA Vプレイ方法

市場調査会社ニコ・パートナーズの報告によれば、熱心なファンたちはこれまで、輸入されたパッケージ版や、PlayStationおよびXboxプラットフォームにおける地域限定の回避策を通じて制限を迂回していました。2016年に確立された地域別レーティング制度を発展させた新たな21歳以上対象の年齢分類が、ついに本作リリースへの規制上の道筋を作り出したのです。

戦略的提合が道を開く

ロックスターの親会社であるテイクツー・インタラクティブは、サウジアラビアのAdvanced Initiative Company（AIC）と重要な流通パートナーシップを締結しました。この契約により、AICは『NBA 2K』や『WWE 2K』シリーズ、『レッド・デッド・リデンプション』を含む、同地域におけるテイクツー製品全ての正規販売代理店となります。

GTA VIへの布石

この突破的な進展は、両国にまたがる4400万人の潜在的なプレイヤーに対する合法的な流通経路を確立し、高く期待されている『グランド・セフト・オートVI』の2026年リリース計画にこれらの市場を含めるため、ロックスターの戦略的な地位を強化しました。2026年5月を予定している続編のリリース日は依然として暫定的なものであり、開発スケジュールの調整により変更される可能性があります。