ゲームズワークショップ、過去最高益受け従業員に27億円のボーナス

『ウォーハンマー40,000』のクリエイターであるゲームズワークショップの成功は続き、同社は従業員に2,000万ポンド（約27億円）のボーナスを支給すると発表しました。

ノッティンガムに本拠を置くこのテーブルトップゲームの巨人は、2025年6月1日までの52週間で堅調な財務成長を報告。コア収益は4億9,470万ポンドから5億6,000万ポンドに増加し、ライセンス収益は3,100万ポンドから5,000万ポンドに上昇しました。営業利益も同様の成長を示し、コア利益は1億7,480万ポンドから2億1,000万ポンドに、ライセンス利益は2,700万ポンドから4,500万ポンドに増加。その結果、税前利益合計は2億300万ポンドから2億5,500万ポンドとなりました。

従業員への寛大な評価

これらの記録的な利益と従業員の貢献を称え、ゲームズワークショップは従業員間で2,000万ポンドを分配します。これは昨年の1,800万ポンドのボーナスプールを上回る金額です。均等分配モデルにより、推定1,500人の従業員それぞれが約13,333ポンド（約180万円）を受け取ることになります。

ミニチュアウォーゲームシステムで主に知られるゲームズワークショップですが、知的所有権ライセンス事業も大幅に拡大しています。最近の成功例には、批評家から高い評価を受けたビデオゲーム『ウォーハンマー40,000：スペースマリン2』やアマゾンのアニメ『ウォーハンマー40,000 シークレットレベル』があります。同社はまた、アマゾンやヘンリー・カヴィルと提携して『ウォーハンマー40,000』のシネマティックユニバースを開発中であり、『スペースマリン3』の開発も進行中です。

持続的な成長展望

ゲームズワークショップは、この期間のライセンス収益が記録的水準に達したことを認めつつも、2025/26年度には正常化が見込まれるとしつつ、IP拡大への戦理的焦点は維持するとしています。ウォーハンマーフランチャイズは驚異的な成長軌道を続けており、減速の兆しは見られません。

同社は最近、年次イベント「ウォーハンマースカルズ」を開催し、『Dawn of War: Definitive Edition』や『スペースマリン2』の「Siegeモード」など、主要な開発情報を公開しました。