コナミ、『幻想水滸伝』モバイルゲーム「STAR LEAP」をリリース

幻想水滸伝シリーズが、ある意味で復活を遂げる。コナミとMYTHRILは、AndroidとiOS向けの新作モバイルRPG『幻想水滸伝 STAR LEAP』を発表した。基本プレイ無料タイトルとして配信され、正式なリリース日は未定ながら、今年後半に提供開始される見込みだ。

ご存じない方のために説明すると、幻想水滸伝は1995年にデビューした、村山吉隆氏のビジョンの下でコナミが開発した人気RPGシリーズ。中国の古典『水滸伝』をおおまかに題材としており、日本語タイトルの『幻想水滸伝』はこのルーツを反映している。

政治的駆け引き、神秘的な真の符文、そして象徴的な「108の星」で知られる本シリーズは、スピンオフを含めると計11作品を数え、最後のリリースは2012年にさかのぼる。真の続編や復活作ではなく、コナミが提供するのはモバイル専用アダプテーションとなる『STAR LEAP』だ。

期待される内容

幻想水滸伝 STAR LEAPは、108人の英雄を集めるというシリーズの伝統を守りつつ、新たな登場人物たちを紹介する。ピクセルアートのグラフィックはクラシックな美感を保っている。下記で初公開映像をチェックしてほしい。

物語の中心は、世界を形作る27の真の符文の一つ、「変化の符文」である。プレイヤーは、村長の息子・ホウを操作する。襲撃によって故郷が破壊された後、彼の人生は劇的な転換を迎える。感情を抑制された従者・ヒスイ、正義感の強い幼なじみ・シリン、元将軍で現在は執事を務めるシャプールといった仲間たちとともに、ホウは平和を取り戻すための旅に身を投じる。

しかし、全てのファンが納得しているわけではない。本編シリーズの正当な後継作を長年待ち望んできた一部の層からは、STAR LEAPのガチャ要素が物足りない妥協策と見なされている。

詳細はリリース時に明らかになるだろう。現時点では、最新情報を公式ウェブサイトで確認してほしい。最後に、新たなチャレンジと進化アップデートが特徴の『クラッシュ・ロワイヤル』9周年記念イベントに関する当メディアの報道もお見逃しなく。